1949-12-05 第7回国会 参議院 建設委員会 第1号
○石川一衞君 私はこの特別委員会は、引揚同胞とか何とか暫定的なものはよろしうございますが、電力というものは非常に長く続くんです。さようなものに特別委員会を作る必要はないと、その意味で私は反対です。
○石川一衞君 私はこの特別委員会は、引揚同胞とか何とか暫定的なものはよろしうございますが、電力というものは非常に長く続くんです。さようなものに特別委員会を作る必要はないと、その意味で私は反対です。
○石川一衞君 人口が非常に増加しておるのですが、まあ名古屋、神戸あたりでも、人口が増加しておりますが、建設省では住宅に対してどういうふうにこれを見込んで計算しておるのですか。
○石川一衞君 ちよつと大臣にお伺いしたいと思いますが、たびたびのこの水害対策の問題で常に同じようなことばかり承わるのですが、私は根本策としまして、治水植林を前後十年、前期五年後期五年、これで私の調べましたところでは、一千二百億円あればこれはほぼ完成すると思います。次に河川五百億円、この金がなければ、昭和十二年以來全く荒廃に帰しておりますこの河川が、膏藥貼りばかりやつておつたのではいくらやつても間に合
○石川一衞君 本請願は只今請願書にある通りでありまして、非常な重大な問題であります。請願人も五十三万七千人を超えるような次第でありまして、本日これにつきまして会議をしたのでありますが、東京、千葉、茨城、埼玉、栃木の五県の代表がここに一名ずつ参つております。この方々から委員長のお許しを願いましてつぶさに眞相を聞おきしたいとこう思いますが、御承認をお願いいたします。
○石川一衞君 私は民主党を代表いたしまして本決議案に賛意を表する者であります。終戦以來生産の不振に依りまして、國民の生活は窮乏の一途を辿り、物資の不足とこれによるインフレの昂進は國民生活を脅かしつつあります。厳寒期を目睫に控えて燃料不足に苦悩を重ねつつあるのであります。我が國の現下の情勢といたしまして、何事も不自由を忍ぶことは止むを得ざる次第でありまするが、燃料及び電力の最近の危機は、生存並びに社会生活
○石川一衞君 流出ですか。
○石川一衞君 私は茨城は分りませんですが、埼玉について申上げますと、埼玉縣には櫛引ケ原というのがありますが、四百町歩あります。それが水害を被つておるのですが、その調査からいうと埼玉のに拔けておるのではないでしようか。
○石川一衞君 私の懸念するのは、薪炭國の山形、秋田、岩手、群馬、埼玉という府縣でありますが、この府縣を先程水害で視察いたしましたが、殆ど山道の橋梁が全部壊されておりました。昨今自動車の行くようなところは殆どありません。秋田で三百四十、山形で二百四十、群馬で三百十というような橋梁が落ちておる。どうして今までのような甘い考で山元から運べるというような考を持つておると非常に狂いが來る。こういうようなことを
○石川一衞君 私は薪炭の問題についてちよつと聽きたいのですが、薪炭の総合配給の計画はいつ頃お立てになつたのでございますか。又この薪炭が山元にあるでしようか。倉庫にあるでしようか、駅頭にあるでしようか、この二つをお伺いして見たい。
○石川一衞君 最上川につきましてお伺いしたいのですが、去る八月、私は最上川上流から下流を視察して参つたのでありますが、中流では非常に工合がよく工事が進捗されているようでありますが、上流には殆んど工事らしい工事がされてなくて、全く原始的のままのような感じを持つております。これは何回も申上げる砂防工事が全くされていない。そして最近あの辺では最上川の上流では濫伐が甚しいので、砂土が皆川に流れ込んで、上流決潰箇所
○石川一衞君 もう一つお伺いしたいのは、昭和十三年ですが利根川の水を印旙沼に誘導いたしまして、あれを東京湾に放流するような計画が一時決定されておりまして、あれは当時非常にやかましい問題でありましたが、今日になりますと非常に立派な利根川に対する対策だと思います。あれらに対する実行のお考えがありますか。 もう一つは、開墾を奬励するために傾斜地、即ち治水に関連する土地をむしように開墾しおります。これが非常
○石川一衞君 よく分りました。配付を受けました「昭和二十二年九月災害概況調」でありますが、これによりますと栃木縣、群馬縣などは非常に砂防工事費が少いように思いますが、只今お聞きしたので大体分りましたが、砂防工事は御承知の通り、山の崩れを押えるのが先ず第一番の目的でありますが。如何にして山から流れる水を緩めて、本流に入れるかというのが目的であります。土砂を流さないのも目的でありますが、かような栃木縣、
○石川一衞君 先程來局長から縷々お話を承つたのですか、今年の水害は私は非常に特異性のある水で、在來の水害とは非常に変つておるように考えております。それは何人も申す山の過伐濫伐、加うるに砂防工事を一切していない。これがために降雨が山の上に溜まらなくて一齊に各河川の本流に合流して來た。その場合河床を上げつつ合流して來た、これが大体変つた水害の状況だと思います。そこで私は最も大事なことは何人も申される治山
○石川一衞君 甚だいやなことを申上げるようですが、先頃の利根川の問題ですが、あそこの決潰した場所は、これは當然決潰すべきところが決潰したのであります。何囘となく執拗に土地から請願もし、陳情もしたのですが、更に當局はこれを顧みず、遂にああいう大水害を招來いたしましたのですが、ああいうものに對する擔當責任者の追及はどういうふうにとられることになつておりますか。
○石川一衞君 お話を聽きますというと、大變二年だ五年だという長い工期でありますが、今日戰爭を放棄した我が國では、このぐらいのことは問題じやないと思ひます。少し河川のことについては、根本方針を變えまして、在來の方針でなく、新しい方針でお進みになられることはお考えになつておられませんでしようか。
○石川一衞君 私遲く參りまして大變失體いたしましたが、前の請願の第九十六號の問題ですが、初めてこの請願を見たのですが、當時私は神戸の水害の時に行つておりまして、非常な大風水害でしたが、その後今日でもまだ完成しておらない。實に驚き入つた始末ですが、これは最も危險な箇所でありまして、神戸市の命脈に關する問題なんで、かように九年も掛かつてまだ完成しておらん。實に迂遠極まる話ですが、即刻内務省では本年度に完成
○石川一衞君 私は先般東北三縣及び關東地方の水害地を視察調査いたしましたのでありますが、この結果から見ますと、各府縣の河川が殆んど砂防工事を怠つておる。甚だしいのに至りますと全く施行してない川すらある。その施行してない川の被害というものは實に甚大なものがありまして、今後河川の工事に對しましては、第一番に砂防工事を十分行わなければならんことと考えます。これに對しまして先程原口先生も申されましたが、食糧増産
○石川一衞君 私は先般國土委員といたしまして、八日間に亘りまして東北三縣、即ち山形、秋田、新潟の水害視察をいたして参りました。又今回議長指名によりまして、埼玉縣を三日間に亘りまして同様水害調査を視察をいたして参りました。これにつきまして私の所見を被瀝し、これが対策を申述べて、懸命な議員諸公の御批判を仰ぎたいと存じます。 以上各縣の水害は在来の水害と非常に性質が変わつておりまして、その特異性とも言うべきものはいずれも
○石川一衞君 甚だくどいようでありますが、もう一度内務大臣にお質問いたします。内務省の河川に對する根本方針が、堤防を主としてやりますことか、治山砂防を主としてやりますことか、現在はどういうふうにやつておりますか、これは利根川の河川工事におきましては、堤防を主としての河川改修工事であります。その土地のミリが八百ミリの水に耐えるあれは築堤の割合であります。今囘六百ミリで堤防が切れたのは、あれ以來堤防工事
○石川一衞君 内務大臣に伺います。栗橋の利根川の上流の堤防は、これはすでに問題になつておる個所でありまして、しばしば地元から内務省に陳情されております。又荒川北岸が決壞しましたあの場所も、すでに先々月あたりも内務省へ補強工事の陳情が參つたわけであります。南岸も同様に參つております。今度は南岸は切れませんで北岸が切れたのですが、これの補強工事を一つもしないでおる中に今囘のこういう被害を招いたことは、これは
○石川一衞君 それで結構です。
○石川一衞君 この水害の應急手當に對しまして、例えば空俵だとか何とかいうものが、いつも用意されておりません。私は埼玉縣ですが、地方有志だけが集まりまして水利組合を作りまして特にどこの家には俵が何俵とか竹が何本とかいうことを記録して取つてあるのでありますが、内務省の方ではそういうことを一つもしておらないようでありますが、あれは非常に水害に役立つと思います。この際河川水害地區に治水組合或いは防水組合というようなものを
○石川一衞君 私も先般山形、秋田、新潟に水害の視察をして參りましたが、只今お聽きしたのですが、この水害對策について内務省においては復舊工事に止めるのか、根本の河川工事をいたすのでありますか、又根本の河川改修をするといたしましても、いつも河川改修の工事が主であつて、砂防工事が閑却されているように思いますが、この砂防工事及び治水、これを第一義として第二義が河川改修工事である、こういうふうに考えておりますが
○石川一衞君 いろいろ御兩所から細かいお話を承つたのでありますが、この問題は石炭と鐵と電力という國家の三大事業中ひとり電力が只今まで取殘された形があります。先ず以て我々委員は石炭、鐵、電力と同じ歩調で政府にやつて貰わなければ到底電力の開發はできない、こう思います。それに對しまして今後この委員會はその方面に向つて極力努力する、こういうことにお願いしたいと思います。
○石川一衞君 只今兼岩委員から縷々細かく御報告がありまして、先般お手許に差上げました報告書にも御覧の通り、大體細かく出ておりますが、私は、水害の原因と應急手當、恒久手當、こういう點から三點に對しまして聊か一端を申上げたいと思います。先に山形に參りまして、山形縣は非常に河川、即ち土木行政が行屆いておりまして、非常に完備されております。然るにこの度の東北の出水は、護岸工事が戰時中完備されておりましても、
○石川一衞君 水害の視察は一刻を爭う、本当のところは水害地を見なければ分らないと思います。すでに今日は遅いと思いますが、視察をなさるならば、この場合委員長御指名をなさつて、速急に明日でも出発する方法を取つて、そうして被害の状況第一切を調べまして、應急措置、排水の処置、この二つを図らねばならん。至急視察委員を作るようにしたらどうでしよう。